コンクリ詰め殺人の準主犯格、逮捕監禁で懲役7年求刑

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昨年5月に東京都足立区で知人の男性を車のトランクに監禁するなどし、
逮捕監禁致傷罪に問われた元会社員の男(33)の公判が18日、
東京地裁であり、検察側は懲役7年を求刑した。



男は1988年の「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の準主犯格で、検察側は論告で
「『おれは人を殺したことがある』などと、前回の事件関係者の感情を踏みにじる
脅迫文言で再犯に及んだことは、犯罪性向の根深さをうかがわせ、厳重な処罰が必要」とした。




弁護側は最終弁論で「前の事件とは性質が異なり、結果も重大とは言い難い」と述べ、
結審した。判決は3月1日。論告などによると、男は昨年5月19日未明、足立区の路上で、
男性に「おれの女を取っただろう」などと因縁をつけ、乗用車のトランクに押し込み、
埼玉県三郷市のスナックまで男性を連れて行き、殺人の前科を告げた上、
「殺すぞ」などと脅して暴行を加えた。



論告は、「前回事件の公判で『少しでも償いたい』と述べたのに、出所後、
暴力団に加入して高級車を乗り回す生活を送り、遺族に対し慰謝の措置をとらなかった」
と厳しく指摘した。



男は「私が言ったとされた(過去の事件に関係する)せりふは言っていない」などと、
起訴事実の一部を否認している。



1988年、当時17歳だった男は、仲間の自宅に監禁した女子高生を殺害、
遺体をコンクリート詰めにして捨てたとして、殺人罪などに問われ、
1991年に懲役5年以上10年以下の不定期刑が確定し、約8年間服役していた。

更正できなかった
ただそれだけですよ