シネマライズ犬小屋 フェリバリット第三弾

管理人が見た映画よりフェリバリットな作品を紹介するシリーズ
第三弾は

人種への偏見が根強いアメリカ南部の町。
老いてもなお、威厳だけは失わない未亡人・デイジーに、
黒人の専属運転手・ホークは従順に仕えていた。
主従関係にありながらも、固いきずなで結ばれていくふたりの25年間を描き、
派手な作品ではないにもかかわらず、作品賞ほかアカデミー賞4部門を受賞した珠玉作。

ほんとね 淡々と進むんですよ 物語が。
ありふれた感じの日常を細かく描写しているといった感じで
取り立てて派手なシーンがあるわけでもなく、かといって
押し付けがましいメッセージを振り撒くわけでもなく、
ホント、ただ淡々と物語が進んでいきます。
でも、その静かな時の流れの中に強烈に感じるさせるものがあり
最後のパイを食べさせるシーンに号泣してしまいました。



ハリウッドでもこんな友情の描き方をした映画は珍しいんじゃないでしょうか
白人と黒人、男と女、主人と運転手、プライド・・・色々な壁があるんだけど
25年という時間をかけて素直になれたとき、大切な友人として感謝できる・・・
そんな映画です



ちなみにドライビングmissデイジーっていうタイトルは3つの意味があるそうですよ
・運転を失敗するデイジー
・Missデイジー
・ホークを追い出そうとするデイジー (ドライブは追い出すの意味がある)