PRIDE-GP 2006 Open Weight


PRIDE無差別級グランプリ2006決勝戦
9月10日(日)さいたまスーパーアリーナ


紆余曲折がありながらも、どうにか決勝大会まで来ましたね
個人的にはこの大会そのものより、この大会後に訪れるであろう
PRIDEを取り巻く環境の変化に期待したい(もちろん良い方に、、、)


さてとりあえず今回は準決勝のカードについて予想します。


<無差別級グランプリ準決勝>
WANDERLEI SILVA vs Mirko Filipovic


選手を始め、専門誌や格闘技好きのブロガーの多くは
ヴァンダレイ・シウバの有利と予想していますね
当方も応援するのはヴァンダレイ・シウバ


・・・ですが、予想となるとちょっと違って来ます。
シウバはウェイト差に敏感では?という疑問
打撃技術そのものは荒いという点、そして
相手のミルコ・クロコップが前回より格段に
パワーアップしているという事実


前回、契約体重で戦った二人ですが試合当日は
シウバの方が逆に体重が多いような状態でした
今回はオープンウェイトなのでミルコがシウバより
少ない体重で来ることはないでしょう。


キャリアという点でもヒョードルノゲイラ、ジョシュと
最強クラスの相手にミルコは互角に戦ってきた実績があります
前回と違い、キャリア云々というのは弱点にはならないでしょう


そして戦略ですが寝かされたら終わりだった前回とは違い
寝ても防げる技術を会得しているミルコです
前回みたいにテイクダウンを警戒して
手数が少なくなるという点もないでしょう


こうやってみるとシウバにとってミルコというのは
かなり厳しい相手であることは明白です。
そのミルコに勝つにはどうするか?


ミルコ攻略のカギはハッキリしています 
それは打撃で打ち勝つことです。 接近戦での打撃ですね
ミルコに敗れた多くの選手はハイキックを警戒するあまりに
距離をとり消極的になりすぎる傾向にありましたが、
ハント戦、ヒョードル戦、負けはしたがジョシュ戦を見て分かるとおり、
距離を詰め、あえて打ち合い打撃でプレッシャーを与える事により、
意外なほど脆い面を見せます。 


もちろん相手は打撃のプロなのでアレキサンダーボブチャンチンのように
カウンター一撃でやられる可能性は高いのですが(苦笑)


前回と違いローキックをバンバン打ってくるような
展開になるでしょうから、敗れ去った多くの選手のように
前半様子見なんかをしているとミルコペースになるでしょう。
吉田みたいにローを食らい過ぎると距離も詰められなくなるしね


ただ、その点を打破すればミルコの弱点でもあるスタミナ不足が
露呈してくることになります。 シウバは逆にスタミナがあるタイプなので
前半押されていてもラウンドの後半 そうですね5〜7分過ぎまで
打撃でやりあえれば形勢逆転といった感じになるのでは?と予想しています。


前半からアグレッシブにいけばミルコを破る可能性も・・・
ただ決勝ラウンドは10分5分の2Rなので時間が足りないかな?
と、いう事でガチンコの勝敗予想はミルコに一票


でもだシウバが勝って欲しいなぁw